レモンバーベナ (Aloysia citrodora) はクマツヅラ科の落葉低木(シノニム:Aloysia triphylla)。和名は、コウスイボク(香水木)、ボウシュウボク(防臭木)。
特徴
クマツヅラ科の植物は、全部で75属役300種が知られている。レモンバーベナは、アルゼンチン、チリ、ペルー原産。17世紀にスペインによってヨーロッパにもたらされた。
高さ1-3mに成長し、葉は強いレモンの香りを放つ。小説『風とともに去りぬ』では、主人公スカーレット・オハラの母親エレンが好んだ香りとして描かれている。
豊富な日光、多量の水、さらっとしたロームの土壌を好み、寒さに敏感である。葉はライトグリーンでメスの形をしている。8-9月に薄紫色もしくは白色の小さな花をつける。
レモンバーベナの葉は魚や鳥肉料理、野菜のマリネ、サラダドレッシング、ジャム、プリン、飲料にレモンの風味を加えるのに使われる。また、ハーブティーやシャーベットにも使われる。
葉から採れる精油は、香水、石けん、化粧品の香料に用いられてきた。
また、順天堂大学とアンナジャ国立大学(パレスチナ)との国際共同研究により、葉から採れる精油には、皮膚がん黒色腫の増殖を抑える効果が発見された。
関連項目
- レモンバーム
- レモングラス
脚注
外部リンク
- レモンバーベナとは|育て方がわかる植物図鑑 - みんなの趣味の園芸(NHK出版)




