三島町(みしままち)は、福島県会津地方中西部に位置し、大沼郡に属する町。
2012年に「日本で最も美しい村」連合に加盟。町名は旧宮下村にある「三島神社」に由来する。
地理
町の大部分は山林に覆われる。町の北部の只見川沿いに交通が開け、宮下地区には役場や病院など町の主要な機能が置かれている。やや川上に宮下ダムがあり、ダムを利用した水力発電所がある。
- 山 :高森山、志津倉山
- 河川:只見川、大谷川
- 湖沼:宮下ダム
人口
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 川西村、原谷村、三谷村、西川村誕生。
- 1889年(明治22年) - 西川村、原谷村、三谷村が、西川村外二ヶ村組合村となる。
- 1917年(大正6年)9月25日 - 川西村が、西方村と改称。
- 1941年 (昭和16年)10月28日 - 只見線(会津柳津~会津宮下間)開業。
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 西川村外二ヶ村組合村が、宮下村となる。
- 1955年(昭和30年)7月20日 - 宮下村と西方村が合併し、三島村となる。
- 1961年(昭和36年)4月1日 - 三島村が町制施行し、三島町となる。
経済
エネルギー
- 只見川沿いには水力発電施設がある。
- 2020年(令和2年)、町唯一のガソリンスタンドが廃業。マイカーや除雪車、暖房用燃料の調達が困難になることから、三島町が100%出資する農業法人が運営を担うことで営業を再開させた。その後、2024年(令和6年)4月1日に町が設立する三島町サービスステーション(指定管理者制度を導入)が国道252号沿いに開設され、旧三島給油所は解体されることになった。
特産品
- 桐の材木を使った工芸品が盛ん。
- 奥会津編み組細工(経済産業大臣指定伝統的工芸品)
郵便
- 宮下郵便局(集配局)
- 西方郵便局
交通
鉄道
中心となる駅:会津宮下駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 只見線:会津桧原駅、会津西方駅、会津宮下駅、早戸駅
バス
- 三島町営バス
- デマンドバス
- 会津バス「只見川線」 - 季節限定で道の駅(第一橋梁ビュースポット)および早戸温泉に停車する路線が運行されている
道路
- 国道252号
- 国道400号
- 福島県道32号柳津昭和線
- 福島県道59号会津若松三島線
- 道の駅
- 尾瀬街道みしま宿
教育
中学校
- 三島町立三島中学校
小学校
- 三島町立三島小学校
観光
会津宮下駅前には三島町観光交流館「からんころん」があり、観光案内・休憩所の機能をもつほか、冬期を除き電動アシスト自転車を用いたレンタサイクルを実施している。
只見川・只見線
新緑や紅葉、雪景色など四季折々の風景や、川霧による幻想的な風景を求めて国内外から観光客・カメラマンが訪れている。
- 第一只見川橋梁ビューポイント
- みやしたアーチ3橋(兄)弟
- 霧幻峡の渡し
自然
- 大林ふるさとの山(カタクリ・オオヤマザクラ)
- 滝谷風穴
体験施設
- 三島町生活工芸館
- 森の校舎「カタクリ」
街並み・社寺
- 屋号看板の街並み(宮下地区)
- 西隆寺
温泉
- 宮下温泉
- 早戸温泉
祭事・催事
- 三島のサイノカミ(1月・国の重要無形民俗文化財)
- 雪と火のまつり(2月)
- ひな流し(3月・県の重要無形民俗文化財)
- ふるさと会津工人まつり(6月)
三島町を舞台とした作品
ドラマ
- 鉄オタ道子、2万キロ - 第5話「福島県・早戸駅/絶景渡し船に乗れる駅」(2022年2月6日、テレビ東京)
脚注
関連項目
- 奥会津
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 歳時記の郷 奥会津
- 三島町交流センター 山びこ




