照善寺(しょうぜんじ)は、東京都大田区にある浄土宗の寺院。
概要
1586年(天正14年)、相蓮社廣誉全公によって開山された。その後1639年(寛永16年)に伽藍が完成し、「照善寺」と称することになった。
観音菩薩にされた埴輪
当寺の寺宝に人物埴輪がある。近くにあった「観音塚」から1817年(文化14年)に出土したもので、土中から出現した観音菩薩像「土器十一面観音」として崇められることになった。「観音塚」という古墳名も観音菩薩視された埴輪に由来する。かつては、この観音塚の上に小さな観音堂を設け、大きめの木造観音菩薩像の胸部の蓋を外すと、胎内仏となった土器観音が拝めるようになっていた。現在は観音堂ごと照善寺に移されている。
交通アクセス
- 田園調布駅より徒歩14分。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 新倉善之 著『大田区史跡散歩 (東京史跡ガイド11)』学生社、1992年
- 「上沼部村 照善寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ50荏原郡ノ12、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763982/28。
関連項目
- 埴輪
- 古墳




