アジア醸造所(Asia Brewery, Inc.)はフィリピンの飲料会社。上場持株会社で陳永栽(ルシオ・タン)が所有するLTグループに属している。フィリピンに存在する2社のビール会社の一つであり、ノンアルコール飲料も製造している。
歴史
アジア醸造所は1982年1月27日に陳永栽によって設立され、ラグナ州カブヤオのビール醸造所として発足し、ビアハウゼン・パールピルセン(Beer Hausen Pale Pilsen)を展開した。その後、マニラビール(Manila Beer)が1985年に、ビア・パールピルセン(Beer Pale Pilsen)が1988年に続いた。ビア・パールピルセンの発表はサン・ミゲルとの競争の中発表され、サン・ミゲルのものと類似した味、名称であったために多くの論争を呼んだ。現在は同ブランドはビア・ナ・ビア(Beer Na Beer)と呼ばれている。
1992年、企業は東ミサミス州エル・サルバドルに年産2億リットルのビール生産が可能な2箇所目の醸造所を設置した。ボトルウォーターのSummitとAbsolute、冷茶飲料のPacific Sun、スポーツ飲料の100plusやエナジー飲料のCobra、アルコールミックスのタンドゥアイ Iceやタンドゥアイ Black"alcomixes"など生産ラインの稼動など多様化も始まった。国際市場への進出も検討している。
国際ブランド
コルト45をライセンス生産、アサヒスーパードライを販売している。かつてはカールスバーグ(1987)、バドワイザー(1997)、ローンスター(1999)のライセンスを得ていた。
2007年、ヴァージン・コーラの終了まで子会社のInterBevフィリピンを通じてヴァージン・コーラのボトラーとなった。
2011年、タイのグリーンスポット社(Green Spot Company Ltd.)から特定の販売マイルストーンが与えられた合弁合意の下での製品製造をオプションとしてVitamilk soy milkのフィリピンでの販売権を得た。
2012年、同社はスペインの乳製品会社Grupo Leche Pascual(現Calidad Pascual)との合弁でAB Pascual Foodsを設立し、ヨーグルト市場に参入することを発表した。合弁企業はクリーム・ディライト・ヨーグルトの輸入を行い、2-3年でフィリピン国内にヨーグルト工場の設置を計画している。
2014年3月、ネスティのRTD版の生産と販売のライセンスをコカコーラ・ボトラーズ・フィリピンから得たと公表した。
醸造所
- ラグナ州カブヤオ
- 東ミサミス州エル・サルバドル
製品
バスケットボールチーム
- Cobra Energy Drink Iron Men (PBL, 2009-2010; PBA D-League, 2011)
- Stag Pale Pilseners (PBL, 1995-1996)
- Manila Beer Brewmasters (PBA, 1984-1986)
註
外部リンク
- Asia Brewery, Inc.
- Creamy Delight yogurt
- LT Group, Inc.



