津島村(つしまむら)は、1889年(明治22年)から1895年(明治28年)まで愛媛県の南部北宇和郡にあった村。高近村と岩松村とに二分し、自治体としては短期間でその歴史を閉じた。

分村の原因やその経緯については高近村の記事を参照。

地理

地名としての「津島」は鎌倉時代からみられ、宇和荘の一部であったとされている。当地のみならず広い範囲の地域であったとされている。

中世から当地一帯の呼称として「津島郷」があったが、1955年(昭和30年)の昭和の大合併にて1町5村が合併し「津島町」が発足し、地名としての「津島」が正式によみがえった形となった。

沿革

  • 1889年(明治22年)12月15日 - 町村制施行に伴い北宇和郡岩松村、近家村、高田村が合併し、津島村が発足。
  • 1895年(明治28年)7月1日 - 村域を二分割してそれぞれ村制施行し、大字高田・近家は高近村に、大字岩松は岩松村となり消滅。

注釈

参考文献

  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
  • 角川『日本地名大辞典38愛媛県』

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