畝傍御陵前駅(うねびごりょうまええき)は、奈良県橿原市大久保町にある、近畿日本鉄道(近鉄)橿原線の駅。駅番号はB41。
歴史
- 1923年(大正12年)3月21日:大阪電気軌道畝傍線(現在の橿原線)平端 - 橿原神宮前(初代)間の開通時に畝火山駅(うねびやまえき)として開業。
- 1924年(大正13年)11月:畝傍山駅(うねびやまえき)に改称。
- 1937年(昭和12年)3月:神武御陵前駅(じんむごりょうまええき)に改称。
- 1939年(昭和14年)7月28日:八木西口 - 橿原神宮前(初代)間が、八木西口 - 橿原神宮駅(久米寺から改称、現在の橿原神宮前駅(2代目))間の新線に切り替えられたため、新線上の現在地に移動し、畝傍御陵前駅(うねびごりょうまええき)に改称。当駅から橿原神宮駅駅まで並行することになる吉野線(1941年に当該区間は小房線と改称)にも駅が設けられる。
- 1941年(昭和16年)3月15日:参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により、近畿日本鉄道の駅となる。
- 1945年(昭和20年)6月1日:小房線の旅客営業休止。
- 1950年(昭和25年)7月1日:小房線休止(その後、1952年(昭和27年)9月1日に正式に廃止)。
- 2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa使用開始。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。ホーム有効長は6両分。上下線のホームは少しずれている。駅舎(改札口)は地下、ホームは地上にある。改札口は1ヶ所のみ。出入口は東西双方にある。
大和八木駅管理の有人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機(回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。
1939年から1952年まで、当駅から橿原神宮前駅(当時は橿原神宮駅駅)まで、小房線が並走し、当駅で分岐していた。下り線路の脇(東側)にいくらかスペースがあるのが、その跡地である。
のりば
利用状況
畝傍御陵前駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
駅周辺
- 東口
- 社会福祉総合センター
- 本薬師寺跡(薬師寺の前身)
- 天香具山(大和三山)
- 国道169号
- 奈良交通バス・城殿口バス停(国道169号沿い)
- かしはら万葉ホール徒歩約15分
- 橿原市立こども科学館(地下1階)
- 西口
- 大久保町公民館
- 奈良県立橿原考古学研究所
- 橿原考古学研究所附属博物館
- 奈良県立橿原公苑
- 奈良県立橿原公苑体育館
- 奈良県立橿原公苑陸上競技場
- 奈良県立橿原公苑野球場
- 橿原市分庁舎
- 橿原市保健センター
- 市保健センター内休日夜間応急診療所
- 橿原神宮
- 神武天皇陵 - 別名が「畝傍御陵」で、駅名の由来となった。
- 綏靖天皇陵
- 畝傍山(大和三山)
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- B 橿原線
- ■急行・■普通
- 八木西口駅 (B40) - 畝傍御陵前駅 (B41) - 橿原神宮前駅 (B42)
- ■急行・■普通
かつて存在した路線
- 近畿日本鉄道
- 小房線
- 小房駅 - 畝傍御陵前駅 - 橿原神宮駅駅(現・橿原神宮前駅)
旧線時代(新線切り替え直前)
- 大阪電気軌道
- 畝傍線
- 八木西口駅 - 神武御陵前駅(現・畝傍御陵前駅) - 橿原神宮前駅(初代)
- 現在の橿原神宮前駅(2代目)は、当時は「久米寺駅」という別の駅として存在していた。
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 駅の情報|畝傍御陵前 - 近畿日本鉄道




