ショウリュウムーン(英語: Shoryu Moon)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2010年のチューリップ賞。2011年の京都牝馬S。2012年の朝日チャレンジC。名前の由来は昇竜に母の名前の一部であるムーン。
経歴
2009年
11月22日京都競馬場の新馬戦芝1400mで7番人気で2着に惜敗。2戦目は12月6日の阪神の未勝利戦で1番人気に推されるも3着に終わる。
2010年
3戦目の2月14日京都の未勝利戦で初勝利。次走のチューリップ賞は9番人気だったが、直線先頭のアパパネをゴール前差しきり重賞初挑戦で初制覇し桜花賞の優先出走権を獲得した。鞍上の兵庫県競馬所属の木村健にとってもJRA重賞初制覇となった。そして本番の桜花賞は直線追い込むも4着に敗れたが、オークスの優先出走権は確保した。オークスでは道中3番手でレースを進めたが17着と大敗した。古馬との初対戦となったクイーンステークスでは中団から追い上げたが5着に敗れた。秋華賞では中団でレースを進めたが16着と大敗した。鳴尾記念では2・3番手で進んだが5着だった。
2011年
年明けの1月5日、京都競馬初日の京都金杯では9着に終わったが、1月30日の京都牝馬ステークスではヒカルアマランサスに1馬身3/4差をつけて勝利し、チューリップ賞以来の重賞勝ちとなった。マイラーズカップでは終始後方のまま14着、そしてヴィクトリアマイルでも13着に終わった。クイーンステークスでは後方から追い上げるも5着に敗れた。ポートアイランドステークスでは内から抜け出すと、大外から伸びてきたロードバリオスにクビ差で勝利した。続くカシオペアステークスでは3着に終わった。
2012年
1月5日の京都金杯では中団から追い上げるも4着に敗れた。1月29日の京都牝馬ステークスでは中団待機から内ラチ沿いを突いて伸びてきたがドナウブルーの2着に敗れ、連覇はならなかった。一息入れて6月23日の米子ステークスでは1番人気に推され、中団でレースを進めるも15着に終わる。中京記念は好位5番手を追走し、直線抜け出すもののフラガラッハに差され2着。スワンステークスは直線伸びたものの6着だった。朝日チャレンジカップでは最後の直線で混戦から抜け出し優勝、重賞3勝目をあげた。
2013年
1月の京都金杯で6着。3月の中日新聞杯で16着に敗れたのを最後に、3月21日付けで競走馬登録を抹消、引退した。
引退後
引退後はノーザンファーム空港牧場で繁殖牝馬となった。2021年、初仔のショウリュウイクゾが日経新春杯を優勝し、産駒の重賞初制覇を果たした。
2024年より浦河町の高村牧場へ移動していたが、同年10月1日付で用途変更となり繁殖牝馬を引退した。2025年より功労馬繋養支援事業の助成対象馬となり、引き続き同地で繋養されている。
エピソード
輸送が苦手で、特に東京競馬場に行くとストレスで蕁麻疹が出てしまうため、関西エリアの競馬場で出走していたという。
競走成績
繁殖成績
- 2024年10月4日現在
血統表
- 4代母ラインランドの孫にタケホープ、タケフブキがいる。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post


