GPS将棋は、コンピュータ将棋のプログラム。東京大学大学院総合文化研究科の教員・学生が中心となって開発している。ソースコードとデータはオープンソースとして公開されている。
概要
東京大学大学院総合文化研究科の教員・学生によるゲームプログラミングセミナーのメンバーが中心となって開発。開発メンバーは、田中哲朗・金子知適・森脇大悟・副田俊介・林芳樹・竹内聖悟。名称はセミナー名(Game Programming Seminar)の頭文字からであり、衛星測位システムのGPSとは無関係。
2015年現在の最新バージョンであるGPSfish_minimalは、コンピュータチェスエンジンであるStockfishとの差分を少なくする方針で開発されており、そのソースコード及びバイナリが公開されている。
疎結合並列探索システムを採用しており、クラスタリングのマシンは、一般学生も使用する駒場キャンパス情報教育棟に設置された iMac と Amazon EC2 などを併用し大会に参加している。
歴史
- 2009年5月5日 - 第19回世界コンピュータ将棋選手権優勝
- 2010年5月4日 - 第20回世界コンピュータ将棋選手権3位(320台のクラスタリング)
- 2010年10月11日 - あから2010に参加し、清水市代女流二冠に勝利
- 2011年5月5日 - 第21回世界コンピュータ将棋選手権6位
- 2012年5月5日 - 第22回世界コンピュータ将棋選手権優勝(788台 iMac+9台Debianのクラスタリング、1秒間に約2億8000万手読んだ)
- 2013年4月20日 - 第2回将棋電王戦[1]で三浦弘行八段と対戦し、勝利(iMac 666台+その他13台、計679台のクラスタリング)
競技会成績
関連項目
- コンピュータ将棋
- 将棋電王戦
外部リンク
- 公式ウェブサイト



