坂本 男足(さかもと の おたり、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。姓は朝臣。官位は従五位下・隠岐守。
経歴
淳仁朝初頭に播磨大目を務める。
天平宝字8年(764年)正月に従五位下に叙爵。同年に発生した藤原仲麻呂の乱終結後の10月に、乱によって隠岐国への流罪となった船王の監視を兼ねて、下道黒麻呂の後任として隠岐守に任じられた。
官歴
注記のないものは『続日本紀』による。
- 天平宝字2年(758年) 8月:見播磨大目
- 時期不詳:正六位上
- 天平宝字8年(764年) 正月7日:従五位下。10月9日:隠岐守
脚注
参考文献
- 『続日本紀』4 新日本古典文学大系15 岩波書店、1995年
- 宇治谷孟『続日本紀 (中)』講談社〈講談社学術文庫〉、1992年



